わたくしが先代の知り合いの工務店で大工の修行をはじめたころは、まだとんかちで釘を打つ・手鋸で木を切る・カンナで木を削る・ノミで木を加工する・隅坪、墨差しで木に加工用の墨を付ける・木材を睨んで木材のくせなどを見分ける等の時代でやはり修行無くしては一人前の大工にはなれない時代でした。そのうえなかなかきびしい職人（大工さん）が多く、仕事は見て覚えろ的な感覚で手取り足取り教えてくれる先輩大工さんはほとんどおりませんでした。そのうえ大工は建物にたずさわる他の職種（下職さん）の仕事内容・収まりを熟知していなければ出来ないので多種多様の知識を覚えなければなりません、大工として一人前になるには最低10年はかかる職業でした。
しかし時代は変わるもので、普通の住宅では構造材から造作材までコンピューターによるプレカットが主流となり一人前の大工がいなくても組立屋さんがいれば建物が完成する時代となりました。
今や残念ですがノミやカンナなどを使うのは宮大工や数寄屋大工そしてほんの一部の工務店ぐらいなのかなと思います。
ただ基本を知っているのと知らないのでは大きな違いで、建物に関することやリフォームにしても基本をしっている人がいる会社に依頼した方が無難かと思います。
当社、昭和55年創業以来ほぼ草加市内の仕事（民間工事・公共工事）だけでお世話になっております、近場での仕事ができること本当に感謝しています。 これからも誠心誠意、お客様の立場になっての仕事をしていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。